和食ダム

雄大な自然と人の力がつくり出した「和食ダム」

和食川流域に位置する「和食ダム」は、長年にわたり地域を守り続ける存在です。
この地域は、梅雨や台風の時期に豪雨が多く、たびたび洪水被害に悩まされてきました。一方で、流域が小さいため水不足にも悩まされることが多く、その解決策として平成5年に建設計画が策定されました。

20年以上の歳月をかけ、平成15年に着工した「和食ダム」は、堤高51メートル、総貯水容量73万立方メートルという規模を誇ります。災害を防ぐだけでなく、かんがい用水や水道水源として地域の暮らしを支えています。

周囲には四季折々の自然が広がり、春の新緑、夏の深い緑、秋の紅葉、冬の静寂と、訪れるたびに異なる表情を見せてくれます。
雄大なダムの景観と豊かな自然が調和する場所で、自然と人との共存の歴史を感じてみてください。